著作権法入門 第2版 島並良 を読みました。

思うとこあって最近、著作権の勉強をしています。

ブログを書くようになって、著作権侵害をするのも、されるのも注意しないといけないなあとつくづく思います。

今回は、著作権法 第2版を読んでみました。

著作権法入門 第2版

若手の研究者、島並 良, 上野 達弘, 横山 久芳、3人による共著です。

読んでみて思ったのは、まさにスタンダード。誰にでもおすすめできる良書ですが、とくにこれから本格的に著作権法を勉強したい人に最適だと思いました。

というわけで今回は、著作権法入門 第2版について書いてみます。

なぜ著作権法入門 第2版 島並良 他を読もうと思ったか

最初にこの本を読もうと思ったきっかけを簡単に。

やっぱり自分が人の著作権侵害をしたくないと思ったからというのが一番ですね。もちろん著作権侵害されるのも嫌ですが、自分がするのはもっと嫌です。

たとえば人様の写真をうっかり自分のブログに載せてしまったとかは論外ですが、ユーチューブとかツイートを埋め込んだりするのって本当に良いのかな?とか疑問を解決したかったので。

というのが今回、この本を読もうと思ったきっかけ、というか著作権法の勉強をしておこうと思ったきっかけです。

これまでに読んだ著作権の本

ちなみにこれまで読んだ著作権の本は、「18歳の著作権入門 福井健策」です。

18歳の著作権入門 (ちくまプリマー新書)

これはこれでとても面白い本で、著作権の世界のおもしろさを教えてくれます。ただ、どちらかというと読みものとしておもしろいという感じで、著作権法の正解を体系的に学ぶということには向いていないかもしれません。

著作権法入門 第2版 島並良他 は、より体系的な学習向け

今回は、「もっと体系的な学習」を狙って島並先生の本を読んでみることにしました。いろいろと評判も良さそうだったので。

この本の評判

ちなみにこの本の評判は以下のような感じです。

  • 裁判例が豊富
  • 入門とあるが深い論述も多い
  • 本格的なレベルの基本書
  • 著作権法のことをある程度知っている人にお勧め
  • 本当の入門者には難しいかも
  • 学習経験者には正に理想の教科書
  • 何度も読み返す価値あり
  • 司法試験受験生の間でシェアNo1ではないか
  • 300頁程度なので一気に通読できる
  • 共著なので中立的な記述になっている
  • わかりやすい
  • 参考文献等の脚注情報が豊富
  • 共著なのにぶれがほとんどない

なかなかの評判です。

実際に著作権法入門 第2版を読んでみてどうだったか

以下に読後の感想をまとめておきます。

わかりやすかったか? → yes

わかりやすいと評判の同書ですが、実際、僕が読んでみてもとてもわかりやすかったです。

僕は、疲れてくると頭が回らなくなって、活字が読めなくなるほうです。仕事の帰りに電車の中で本を読もうとしても、なかなか頭に入ってこなかったりします。

この本は、平易な文章でつづられているからでしょうか、帰宅中の電車の中でも理解することができました。

法律の基本書って、その法律とか論点が難解だから読みにくいという事の他に、文体自体が難解で読みにくいものがあったりするんですが、同書にかぎってはまったくそんなことなく、むしろわかりやすい自然な文体で記載されています。

共著が故に、著者の個性を出すぎないようにしたけっか、わかりやすい文体になったということかもしれません。

とにかく、とてもわかりやすい本でした。

本格的か? → yes

上の評判のところにもあるんですが、同書は「本格的」、「経験者向け」との評判です。この点も、この本に期待したところでしたが、読んでみて思ったのは、実際に本格的だということ。

例えば、同書の中では現在の著作権法がどのようになっているのかという点に加えて、現在の法体系での問題点の指摘も複数ありました。

本来どのような制度がのぞましいのかについても、著者らの見解がのべられているところもあります。

また、法律って意外に解釈して読む部分が多いです。同書では、解釈が必要な個所は、どう解釈されるべきかに加えて、なぜそのように解釈されるべきかの理由が、根拠とともに、判例等も例示しつつ解説されていました。

著作権法を正に本格的に勉強できます。

一気によめるか? → yes

300頁くらいなので一気に読めるという評判もありましたが、実際、一気に読めました。

Studyplusというアプリを使って時間を計測しながら読んだところ、僕の場合で、12.5時間くらいで読むことができました。

1回30分 × 25回 = 12.5時間 です。

片道30分で通勤・通学している人なら、2週間以内に読めちゃいます。

共著であることについて

評判では、共著が故に中立的という評判もありました。

共著であるからなのかはわかりませんが、実際読んでみて、中立的に書いてあるなあとは思いました。

論点が割れているところは、どちらの説もきちんと解説してあります。もちろん著者らの見解は示してあるんですが、偏りがある感じはしません。

はしがきによると、この本を書きあげるために著者らは18回の検討会議を行ったそうです。それによって自説を大きく変更した点も少なくないのだとか。

その結果、中立的でわかりやすい同書が完成したのでしょうね。

まとめ

偉い先生が書いた本に、私ごときが感想を述べてしまいました 笑

著作権法入門 第2版は評判通り、わかりやすくて本格的、理想的な参考書でした。

これから本格的に著作権法の勉強をしたい方に特におすすめします。

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