CanonのG9X、なんだかんだで使い始めて2年半が経ちました。
使っているのはMark2じゃないほうの初代G9Xです。
すでにMark2が発売されてからだって一年以上経過していますが、初代のG9Xだっていろいろ他機種のことよそ見さえしなければまだまだ使えます。
中古市場でも安定して取引されているようですし、せっかく所有しているので使用感とかいろいろ書いてみます。
Contents
Canon G9X購入のきっかけ・動機
もともともは妻に使ってもらおうと買いました。
当時、うちの奥さんは息子の写真を撮るのにiPhoneを使っていて、確かにiPhoneもなかなかの画質なんですが、1インチセンサーを搭載したG9Xのより良い画質で子供の写真が残った方が良かろう、と考えたわけです。
が、子育て中の奥さん曰く…
だそうで…こんなにコンパクトなG9Xですが、子育て中の奥さんには邪魔だったようです。
おかげで私が使える事になりました。それはそれで良かったのですが 笑。
G9Xのお気に入りポイント
1:写真も動画も立体的に写る
2年使ってみて思うんですが、やっぱり1インチセンサー・明るいレンズによるボケ、立体的な写真・動画の画質は良いです。
これを知ってしまうと、センサーサイズの小さいコンデジには戻れなくなります。
いわゆる家庭用ビデオカメラといわれるようなものも所有していますが、最近は完全に使わなくなりました。
2:撮れる写真はちゃんとキャノンの色
カメラ選びの基準に各メーカーごとの「色」ってあると思います。
メーカーの性格とか特徴って意味ではなく、取れる写真の「色」です。
たとえばニコンは黄色。撮れる写真がなんだか黄色っぽいです。なので男性のポートレートなんかを撮ると、男っぽいカッコよい写真が撮れるのですが、女性・子供の写真を撮るとピンク色の肌のきれいな感じがうまく出てくれません。
私としては、妻・子供をきれいに可愛く撮りたい…なのでニコンは少し苦手です。
そこいくとキャノンの色は赤・ピンクっぽい。頭の中のイメージにある赤ちゃんの肌の色きれいに再現してくれます。
G9Xは、コンデジですがちゃんとキャノンの色です。
3:ボディが小さいので持ち運びが楽
これはもう、いろいろ説明するより写真を見てもらうのが良いですよね。
こんな小ささです。
このサイズのおかげで、例えばロードバイク(自転車)に乗るときに着るジャージの背中ポケットに入れることもできます。
4:カッコよい
人によって感じ方はいろいろだと思いますが、やっぱりG9Xカッコよいですよね。
シルバーとブラックだと私はブラックが好みです。
5:写真と動画をボタンで取り分けられる
個人的に、これは結構重要なポイントです。
写真を撮るためのシャッターボタンと、動画撮影を開始・終了するボタンが独立して設けられているってこと。
機種によっては、レバーやダイヤルで、写真撮影モードと動画撮影モードを切り替えて使うものもあります。富士フイルムのミラーレス機なんかがそうですね。
この、レバーによるモード切替方式が私は苦手です。
「あ、このシーン動画で撮りたい」と思い立った瞬間に、さっと動画開始ボタンを押したいんですよね。
G9Xは、こんな感じで写真用のシャッターボタンと、動画撮影ボタンが独立しているので良いです。
6:起動が早い
スペック的に起動が何秒かというのは置いておいて、体感として早いです。
電源を入れるとズームレンズが出てくるので、その時間がもったいないというのは確かにあります。
でも、十分高速起動です。
7:レンズカバーが自動開閉なので面倒が無い
大型センサーを搭載して高画質を売りとしているコンデジの中には、レンズキャップ式のものもあります。例えばX70。
それはそれで、レンズを付けたり外したりという儀式を楽して良いのですが、G9Xのように自動開閉式もやっぱり便利です。
特に電源をオフしてカバンにしまうときに、「あれ?レンズキャップどこだっけかな?」と探さなくてよいのが便利です。
意外とどこにしまったのかわからなくなってしまうんですよね。レンズキャップって。
8:タッチシャッター
もっと上のほうに書くべきだったかもしれません。
G9Xはタッチパネル式で、いろいろな設定とか、写真の再生操作もタッチパネルでできて快適なんですが、なかでも便利なのがタッチシャッターです。
例えば、子供たちが数人で遊んでいるところを写真に撮ろうなんてとき。
全体の構図を重視しつつも、我が子の笑顔にちゃんとピントを合わせたいですよね。
そんなときタッチシャッターの出番です。
背面液晶で構図を決めたら、タイミングを見計らって、そこに映っている我が子の顔をそっとタッチするだけです。
これだけで自分の子供の顔にピントがあった写真が撮れます。
簡単なことのようですが、ミラーレスカメラとか一眼レフだと意外とこれが難しいんです。
ファインダーを覗いて構図を決めつつ、ピントを合わせたいところにフォーカスポイントをレバーで移動してシャッターボタン半押し、後、ベストのタイミングで全押し。
大変さがわかってもらえるでしょうか 笑
タッチシャッターは重要です。
G9Xがこうだったらもっとよかった
1:単焦点だったらよかった
お気に入りのG9Xですが、こうだったらもっと良かったなぁというポイントがいくつかあります。
その中の一つは、レンズについて。
単焦点だったらよかったなぁ。
と思うことがあります。28㎜か35㎜。
ズームレンズは確かに便利なんですが、単焦点レンズの良さってあると思うんです。
どこかのメーカーで1インチ + 単焦点レンズのコンデジ作ってくれないかなぁ。
2:フラッシュは無し
次は内蔵フラッシュについて。
G9Xにはこんな感じの内蔵フラッシュが付いています。ボタンを押すとポンっと飛び出してきます。
このフラッシュを使って撮った写真はこんな感じ。
フラッシュで光をあてた感じが、いかにもあからさまです。
なので私は、内蔵フラッシュ、まったく使っていません。
使わないならいっそ内蔵されていなければ、よりシンプルで良いなぁと思ったりしちゃいます。
3:グーグルフォトへ自動でアップロード
G9XはWifi機能が付いているので、アプリをインストールしたスマホと連動できます。
スマホからG9Xの中の写真を見に行ったり、G9Xから写真をスマホに移動したりできます。
G9X Mark2だとBluetoothが内蔵されているので、より低電力で同じようなことができるようです。
個人的には一歩進んで、グーグルフォトとかのクラウドに自動的にアップロードしてくれると良いなぁと思います。
「Wifiがつながる環境でだけ自動アップロード」とか設定があって、例えば外でいろいろ撮影した写真が、自宅に帰宅したとたんGoogleフォトにアップロードされるようになると良いなぁ。
4:電源スイッチはボタンよりレバー式
こういう記事書くのって楽しいですね。好きなことどんどん書けて 笑。
次のこうだったら良かったなぁは、電源ボタンです。
電源スイッチは、レバー式が好みです。
ボタン式の電源スイッチって、なんだかクリック感に乏しいものが多くて、押せたかどうだかはっきりしないんですよね。
その点、レバー式は明確です。電源オンの位置にレバーを回せば電源オンされます。
6:タイムラプス撮影
あとタイムラプス撮影機能も付けといてください。
息子が好きなんです。タイムラプスで撮った食事風景とか、片付け風景とか。
これはMark2ですでに付いてますけどね。
まとめ
2年半使ったG9Xについてあーだこーだと書いてみました。
いろいろと気になるところはあるものの、やっぱり良いカメラです。
いまだったらG9X Mark IIが買えますね。
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